一粒の雫から生命が生まれるように、一片の花びらにも魂がやどっています。

ブリオレットカットのダイヤモンドを芽生えのつぼみに見立ててセッティングしました。

雨に打たれて水際に凛として咲くカキツバタを、金属をできる限り薄く叩いて表現しています。

1カラットのブリオレットカットのダイヤモンドを滴り落ちる雫にみたてました。

雨に濡れて輝く、大輪の紫陽花のリングです。

製作期間に制限を設けず、じっくりと時間をかけて作り上げました。

細部まで拘りぬいた逸品です。

秋の陽光をあびて豊かに実った稲穂が黄金色に輝いています。

風になびく稲穂が光を浴びてキラキラとそよぐ様子をダイヤモンドとイエローサファイヤで表現しました。

その凛とした佇まい。

花一輪の存在感を技術の精緻を尽くして表現しました。

金属は薄く叩くことによって花びらの繊細さを再現し、

ダイヤモンドは滴り落ちる雫のように輝いています。

小川のせせらぎにさらさらと笹の葉が流れていきます。

15ｍｍの珊瑚と、緑色の翡翠のブローチです。